Client Voice クライアント様の声

開院当初から自費診療が6割に
美希デンタルクリニック
院長 椋本 美希 先生

開院当初から自費診療が6割に

「痛くなって仕方なくいく」場所ではなく、「リラックスして楽しく通っていただく」歯科医院をめざして、2008年、奈良市にオープンした美希デンタルクリニック様。オープン当初から自費診療が65%を占め、その後も6割を切ったことはないそうです。
美希デンタルクリニック様では、オープン1ヶ月前にT*SISの「開業支援パワーアップコース」を受講されました。

クリーニングに対する概念が変わった

「本物のクリニックになる」――。
クリニックの開業にあたって、私がめざしたのは本物のクリニックになることでした。本物のクリニックとは、嘘のないサービス、知っている限りのサービスをゲストに提供するということです。
そこで、開業1ヵ月前にT*SIS代表の豊山とえ子先生にクリニックに来ていただき、全スタッフを対象に研修を行っていただきました。

とえ子先生とは、ある歯科材料メーカーの営業の方からのご紹介で出会いました。全国の歯科医院を訪問し、多くの歯科医師、歯科衛生士を知っている、その営業の方に「東京近辺ですごい先生がいたら紹介してください」とお願いしたところ、紹介されたのが歯科衛生士のとえ子先生だったのです。
実際にとえ子先生のクリーニングを受けたところ、たったの1時間でクリーニングに対する概念がガラリと変わりました。そして、「本物だ!」と、実感しました。
もともと歯は健康ですし、口の中はきれいに保っていたはずなのに、スケーリングをしてもらうと、歯垢を取ってもらっている感覚があるのです。しかも、振動や嫌な音はまったくせず、耳かきのようにそっと、歯を一本ずつピカピカにしてもらっている感覚。エステよりも気持ちが良い、今までのクリーニングとはまったく別物でした。

歯の大切さを理解していただいた結果、自費診療に

開業の1ヵ月前に受けた「開業支援パワーアップコース」では、全職員を対象に、立ち振る舞いから教えていただきました。この8時間ほどに渡った研修で、スタッフは大きく変わってくれたと思います。皆、仕事に対して真面目に取り組むタイプでしたが、「ゲストに苦痛を与えないように」という心遣いをはじめ、ゲストに対する姿勢がより確かなものになりました。

デンタルオフィスの経営者の中には、歯科衛生士は自分の言うことを聞いてくれればいいと考えている人もいるかもしれません。でも私は、歯科衛生士も確かな知識、技術を持ち、一緒に成長してほしいと望んでいます。

開業以来、自費診療の割合が6割を下回ったことはありませんが、初めから「自費診療を受けたい」と決めて来院するゲストは一人もいません。初診のカウンセリング、2回目のカウンセリング、その後のカウンセリングで、歯の大切さを歯科衛生士が伝え、理解していただいているからこそ、自費診療が多いのです。

これからも「もっと良いサービスを提供することはできないか」と挑戦し続けたいと思っています。私ばかりが勉強して階段を上っていくのではなく、スタッフにも同じ気持ちで働いてもらってこそ、新しいシステムを導入することが可能になります。今後も、全員一緒にというのは難しいかもしれませんが、一人ずつ、定期的にとえ子先生のレクチャーも受けてもらいながら、本物のクリニックを追求し続けたいと思っています。

(2010年8月 掲載)

T*SIS 代表 豊山とえ子DH からのMessage

開業当初から自費6割をキープされているのは、すべてのゲストに公平な情報提供と説明をしてこられたからだと思います。オープン前のセミナーで、地域柄不安ですとおっしゃっていたのがうそのようです。メールやお電話でご相談をいただく際に、必ずおっしゃるお言葉があります…「スタッフのおかげです!」。このような関係の歯科医院が増えることを強く願います。これからもさらにレベルアップしていかれるものと期待しています。

この事例の参考プラン