Kデンタルクリニック
歯科衛生士 竹内 佳子 さん

15年ほどのブランクの後、2年間のパート勤務を経て、Ｋデンタルクリニック様のオープン時から常勤として働き始めた、歯科衛生士の竹内佳子さん。「開業支援パワーアップコース」の受講後は、技術面の不安や心配が払拭され、ゲスト目線を意識し、なおかつ経営者目線も考えながら動くようになったそうです。

忘れていたゲスト目線を思い出した

川瀬先生（Ｋデンタルクリニック院長）の下で働き始める前に、2年ほどパートとして他の歯科医院で勤務していましたが、その前に15年ほどのブランクがありますので、最新の設備や実技の面で不安がありました。

T*SIS代表の豊山とえ子先生のレクチャーを他のスタッフと一緒に受けたのは、クリニックが開業する10日ほど前。レクチャーを受けたことで、つい忘れがちになっていたゲストの立場になって施術を行うということを思い出しました。
たとえば、スケーリングにしても、ゲストの立場を考えてというよりも、無意識のうちに自分のやりやすいやり方になってしまいがち。座る位置からスケーラーの当て方まで、一つひとつを改めて意識し、再勉強させていただきました。そして、ただ歯石を取ることに集中するのではなく、歯がツルツルになって気持ちよく帰っていただくことを意識するようになりました。

クリニックオープン後は、レクチャーで教えていただいたことを活かしながら、また、川瀬先生にも教えてもらいながら、不安を感じることなく働くことができています。当初、不安だった最新の機器に関しても、戸惑うことはありませんでした。

全員で受講することで、チーム医療がより円滑に

「開業支援パワーアップコース」は、院長先生も含め、一緒に働く歯科衛生士、歯科助手とともに受講します。皆で一緒に受け、話し合うことで、お互いに考えていること、感じていることがわかります。普段の勤務中にはなかなか聞く機会のないことまで聞け、コミュニケーションの場という意味でも充実した時間でした。

また、レクチャーのなかで教えていただいた「経営者目線でものを見る」というお話を非常に印象深く覚えています。以前は先生の立場になって働くという意識はありませんでしたが、今は、ゲストの誘導から材料の使い方など、診療における各場面で、「先生だったらこうしてほしいのではないか」と先回りして考え、自ら動くよう、心がけています。

今後は、ゲストに安心して治療を受けていただけるような雰囲気づくりが目標です。そのためには、ゲストが何を考えているのか、気持ちを推測して、不安を軽減することが大切だと考えています。

(2010年8月 掲載)

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